1. HOME
  2. KKRについて
  3. 沿革

沿革

KKRの歴史

1976年5月1日に一握りの個人とひとつの金融機関、ファースト・シカゴ・コーポレーションの支援を受けて、KKRはレバレッジド・バイアウト(LBO)に特化するプライベート・エクイティ・ファームとしての業務を開始しました。まだバイアウトという概念がよく理解されていなかった時代でしたが、創業者のヘンリー・クラビスとジョージ・ロバーツは、ベアー・スターンズでバイアウト業務を手掛けた先駆的存在であり、バイアウトの概念を啓蒙する立場にありました。

KKRでは、LBOを「借入資金とともに自己資金および第三者からのエクイティ投資資金を用いて、安定したキャッシュフローと潜在成長力のある企業に対して友好的な投資を行うこと」と考えています。KKRは投資先企業の強力な経営陣と共に数年かけて企業価値を向上させ、その後、投資を回収して投資家への収益分配を行います。

黎明期

1977年には小規模の投資家グループから資金を調達し、KKR初の案件となるA.J.インダストリーズへの投資を実行しました。同社は、ロサンゼルスを拠点とする輸送機器、軍事機器、及びその他の製品製造を幅広く手掛けるメーカーで、当時の時価総額は2,600万ドルでした。8年後にこの企業の株式を売却、KKRは大きな投資リターンを実現しました。その後、1979年までに投資規模は急速に拡大し、特に5番目の投資案件となったフーダイル・インダストリーズの投資は3.8億ドルに達しました。この投資案件は、適切な資本基盤を有するバイアウトは、いかに厳しい経済環境にも耐えうることを証明しました。当時の工作機械市場は、日本企業との競合や技術革新により製品の陳腐化が早く、さらに、2桁台の高金利と深刻な景気後退に苦しんでいましたが、同社では債務不履行を一切おこすことなく、企業価値を大きくさせることに成功しました。本件は、KKRにとって中堅規模の上場企業に対する初めてのLBO案件でした。

1980年代に入ると投資規模は一段と拡大、バイアウトに対するメディアの関心も高まり、新聞の1面を飾るようになりました。特に名の知れたリテール関連企業にKKRが投資した際、世の中の関心は一段と高まりました。こうした投資先には、世界最大級の食品小売会社であるセーフウェイ・ストア(1986年)、世界有数のアルカリ電池製造会社のデュラセル(1988年)、消費者向け製品の世界最大手であるRJRナビスコ(1989年)などがあり、RJRナビスコ案件については2006年まで歴史上最大のバイアウト案件とされていました。

注力分野の拡大

創業してから最初の20年間は、KKRはプライベート・エクイティ業界をリードする確固たる基盤を構築することに注力していました。KKRにとってこの期間はファイナンスおよびストラクチャード・ファイナンス分野における知識やスキル向上という意味で大変重要な時期でした。こうした知識やスキルは投資事業で成功を収めるために不可欠であると考えています。1990年代を通じてKKRはプライベート・エクイティ投資を積極的に推進し、投資先となる業界や地域を広げてきました。また、銀行、保険、発電・送電といった規制業界での案件遂行のために相当な時間を費やし、専門知識やネットワークをさらに広げました。

新たな時代

2000年に入ってからは投資先企業の価値創造の根幹となる事業運営に一段とフォーカスするようになりました。投資プロフェッショナルを業界別のチームに編成し、それぞれの分野での専門性を極めることを目指しました。雇用面でもより幅広い経営スキルを有する人材を採用しました。ウォール街に勤務する人材にとどまらず、有力企業でCEOやCFOを務めた人材を採用しました。新規の投資先企業の経営チームに対しては投資プロフェッショナルとKKRキャップストーンが共同で企業のファンダメンタルズ改善のための「100日計画」を策定、遂行してきました。こうした投資先企業の価値創造のためのアプローチはKKRの投資の基本です。

2004年には異なる資産クラスへの投資活動として積極的に債券投資にも関わるようになりました。まずは、スペシャルティ・ファイナンスを行う公開会社KKRフィナンシャル・ホールディングスLLCを設立しました。さらに、KKRの全額出資子会社でKKRフィナンシャル・ホールディングスLLCの外部運用機関であるKKRアセット・マネジメント(KAM)の運営を通じて債券投資の強固な基盤を築き、業務を拡大してきました。2006年には、KKRアセット・マネジメントが新たな債券投資のための私募ファンドとしてKKRストラテジック・キャピタル・ファンドを設立しました。同ファンドはKKRの債券関連案件フロー、ディストレスに近い債券およびディストレスト債への投資機会を活用し、15以上のターゲット資産クラスに投資ポジションを集中させています。

2006年にはKKRのプライベート・エクイティ・ファンドの資本力を補完し、より幅広い機関投資家および個人投資家がKKRの投資戦略や実績を享受できるようにするために、上場プライベート・エクイティ・ファンドであるKKRプライベート・エクイティ・インベスターズL.P.を設立しました。

2009年10月、KKRはKKRプライベート・エクイティ・インベスターズと統合、統合会社名をKKR & Co.(ガーンジー) L.Pとしました。

2010年7月14日、KKR & Co.(ガーンジー) L.Pは解散し、2010年7月15日、KKR & Co.L.P. のコモンユニットが、シンボル「KKR」にてニューヨーク証券取引所で取引を開始しました。





©2008 KKR: Kohlberg Kravis Roberts & Co. All rights reserved.